【Review】クラウドソーシングで副業 – サイト選びから初めてのお仕事を完了するまでの流れを一挙リポート

 

 

話題の副業クラウドソーシング。空き時間などを有効に使えたら、と思いチャレンジしてみたレポートです。
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副業の必要性

いろんなお金の計算をしてみて、FPさんいわく、「このままの稼ぎが続けば大丈夫、でもちょっと節約とかして余裕が出るとなおいいですね」とのこと。
うーん、その「節約」って私が最も苦手とするワードのひとつ…。(ちなみに掃除、理路整然、とかも苦手)
まあある程度意識はするとして、急にガッツリ減らすのも難しい。

後は仕事だけど、会社員の夫はまあよっぽどのことがなければいいとして、問題はポテコ。
フリーランスとなって4年。独立前に働いていた会社から引き続きお仕事をもらえている関係で順調にいっています。しかし、それがいつまで続くかわからないのがこの業界。
自分は健康で働けても、明日仕事が来なくなるかもしれない。あと10年働く予定が、来年にはもう収入ゼロ円かもしれない。という不安が付きまといます。
「稼ぎが続けば大丈夫」は裏返せば「稼ぎがなくなったらヤバイ」ということです。人間2人とイヌ2匹。路頭に迷っちゃ困ります

そこでたどり着いたのが「副業」というキーワード。
本来の仕事はしっかりやりつつプラスアルファの収入が欲しい!
月にあと3万円、欲を言えば5万円欲しい!いや贅沢は言わない当面の目標は月1万!
ということでとりあえず副業チャレンジしてみよう!となったわけです。

副業ってこわいけど

本業があるため家から出てどこかに通う、というのが無理なため、「在宅副業」的なワードでgoogle先生にお伺いを立ててみたところ、いっぱい出てくる副業の記事。

しかし怪しい、すべてが怪しい仕事に見える(笑)
うーんこれは相手方と直接やり取りをするのは嫌だな…。
小額でもめるのは時間の無駄だし最初に変なところにあたるともう二度と手を出したくなくなるよね。
最初に実際知り合ってやるならともかく、知らない人とネットで直接取引はちょっとやりたくないなあ…。

本業に支障が出るのが一番困るんだよね。専業主婦のかたもそうだと思うんですが、やはり既にあるものを壊さないのが一番大事だと思うので、「無理するくらいならやらない」スタンスが重要なのかなと。なので「あやしい」と思ったものも慎重に回避していけるよう冷静な判断が必要だと思います。深追いしない、これ重要。

てことは流行のクラウドソーシングがいいのかしらと、調べてみるとそれはそれで「稼げない」「詐欺が横行」などなど怖い記事が出てくるでてくる。
ええーこれは思ったより在宅副業って簡単じゃないのかも。直接行ってできる軽作業とかの方がまだいいな…。
しかしそれは無理。でもお金稼ぎたい…。

いやでも、いつまでも迷ってても始まらない。読んでいくとうまく稼げてる人もいるし、ちょっとやってみて様子をうかがってみよう!ダメならやめればいいんだし!と思い切って登録してみることにしました。

クラウドソーシング系サイト登録

いろいろ調べた結果、やはり最大手2社「ランサーズ」「クラウドワークス」がよさそうということで、その二つに登録してみることにしました。

サイトを色々見たところ、他サイトと比べて確実に仕事量が多くサイトとしての実績もあるため、大丈夫だろうという判断です。
また、クライアントとお仕事の契約を結んだ時点で、サイト側にお金が先に支払われ、クライアントがお金を払わず逃げるのを防止できるようになっているようで、安心感がありました。(それでも抜け道はあるようですが…)

登録自体は簡単で、小一時間ですぐお仕事できる状態になります。
記入項目は結構たくさんあり、スキル登録や経歴・実績と、身分証明・秘密保持契約(この2つは任意)等々、一通りの情報を入れますが、未記入でもお仕事することは可能なので参入ハードルは低いと思います。少なくとも自分でクライアントに営業かけに行くよりは全然よさそう。
また、どちらのサービスも随時仕事が更新されていくので、自分にマッチングするお仕事も結構ありそうです。

Lancers(ランサーズ)

言わずと知れた国内クラウドソーシングの有名サービス。依頼件数 212万254件とかなりの件数があり、活発に稼働している。
サービスが長いだけあって、初心者向けの説明も充実しているし、安心感もある。
マイページ内も情報量が多いけれど、使うのに困ることはないです。活用方法とか、読み物も充実していて、仕事を探す前にそっちをついつい読んでしまう(笑)
Freelance Basicsというサービスの運営もしていて、こちらは税理士や弁護士のあっせん、健康診断など「フリーランスに、会社機能を。」をがウリのよう。

私が主に見る「Web制作・Webデザインの仕事・依頼」は常時600件以上くらい。人気のライティングはもっとある感じ。

CrowdWorks(クラウドワークス)

こちらも大手、仕事依頼数 約205万件とランサーズと遜色ない。「ホームページ制作・Webデザイン の仕事・依頼」に至っては33,027件!
ランサーズとカテゴリわけが違うのかもしれないけど圧倒的なボリューム。すごい。
サイトもこちらの方が新しいのか、若干使い勝手が良い(見やすい)かなー。クラウドワークスアプリなるもののサービスもあり、便利機能が充実している印象。こちらはさらにクラウドテックという上位サービスがあり、こちらは担当者が付いてガッつりと非公開案件等を紹介してくれる模様。
副業程度の物量しかこなせないポテコには今のところ要はなさそうだ…。

それとは別に、ビスアシスタントというサービスがあり、サービス内のメルマガのような感じでいろんなお仕事のあっせんをしてくれる。こちらも登録すると非公開案件もマッチングして紹介してくれる。ある程度の時間の確保ができるならこれもよさそう。

さて、そんな感じで一通り眺めたので、早速お仕事をさがしてみましょう―!

はじめてのお仕事をゲットするというハードル

何事も最初が一番難しいって言うけど、ホントそう思います。なのでとりあえずまず1件お仕事を完了するのを目標に探していきます。本業スキルを活かしたので「Web制作・Webデザイン・バナー制作」などから選んでみたいと思います。

お仕事の種類

「仕事を探す」から、「Web制作・Webデザイン」のあたりを眺めてみる。
いろんなお仕事があるのはイイとして、両サービスともに仕事の受け方がだいたい3種類ほどあるみたいです。そこから自分に合った方法ででき、かつ物量的にも無理がないものを選ぶのが良いと思います。特に最初は勝手もわからないので小さめ案件から行くのがセオリーでしょう。

コンペ方式

バナー、LPデザイン、ロゴ制作など、短期間で完了するお仕事が多い傾向です。

クライアントが、「こういうものを作ってほしい」という依頼を出し、制作側がそれに合った制作物を作って提案、その中から気に入ったものをクライアントが選び、「採用されれば」お金がもらえる仕組み。 採用されると**円と決まっていますので、あとでもめないのもいいです。また、最終的に採用されなくとも「参加報酬」のような形で数千円のお金がもらえる場合もあります。
「参加報酬」とはコンペ方式でクライアントが当選者に支払う当選報酬とは別に、そのコンペの上位提案者数名に対して、少額の報酬を支払うことができる機能です。複数提案したりすると、そちらにも別途お金を頂ける場合があります。誰に行くかはクライアント次第です。また、クライアント側が気に入った提案がなく、誰も選ばなかった場合、プールされていた分のお金が分配金として提案者全員に分けて支払われることもあるようです。
※サービスサイトによって変わります。

他の人がどういう提案をしているかは、見えるときと見えないとき(公開か非公開かで差がある)があります。見える場合、よく観察して自分がどういうものを出すべきなのか考えてから取り掛かるといいのかも。 選出されないとほとんどお金にならないというのが一番のデメリットですが、気軽に参加できるので雰囲気をつかむのにいいと思います。

プロジェクト(タスク)方式

期間が決まっていたり、コーディングや保守、ライティングであればお題が決まっているものなどなど、プロフィールとポートフォリオを武器に自分をアピールし、まずクライアントが人を選定してからお仕事が始まる仕組みです。長期、継続的なものが多そうです。また、金額は申し込むときに自分でこれくらい、と見積もって提案する必要があります。
よっぽど実績がないと、ものすごく安くしないと選んでもらえなさそう…というのが懸念点。また、あとから予想と全然違う仕事や金額に見合わないお仕事になったらどうするんだろうというのもポテコ的には気になるところです。あとから交渉はきっとできないんだろうな…と思うとちょっと躊躇します。

直接依頼(スカウト)

これはもう読んで字のごとく、クライアントに指名されなければなりません。実績がゼロの状態で来ることはほぼないのでこれはとりあえず考えない。
また、逆に実績ゼロの状態で直接依頼から、仕事を決定する前に直接面談を求められたり、システムを通さないお仕事を打診された場合は赤信号です。絶対にお断りするようにしてください。

まずどれからチャレンジするべきか

実はこれはもう1択です。 コンペ方式です。これしかない。

直接依頼(スカウト)は論外として、プロジェクト(タスク)方式はやはり実績がない最初の1件には向きません。
他にもアンケートとか本当に誰でもできる案件でかつ大量募集しているものがありまして、それが一番最初の受注になっている方が結構いました。本当の主婦のお小遣いお稼ぎならそこからでもいいと思いますが、もしクライアントが受注実績を確認したとき、アンケートばかり答えていたら「あれ、このひとスキルないんじゃないかな」と思ってしまう可能性がありますし、依頼するときの参考にもなりませんので最初の1手としてはよくありません。他の案件の合間にやる分には全然OKなのですが、制作の場合、特に最初の1、2件はぐっと我慢してとにかく自分がメインでやっていきたいカテゴリのお仕事を取ることに注力するのをおすすめします。
提案したり、お仕事を完了したものは自分のプロフィールページに残りますので、クライアントの目にも留まりやすくなります。

提案提案、また提案。

ターゲットが決まったのでコンペ案件を探していきます。数がこなせてポートフォリオの見栄えもいい、となると手軽なのが「バナー制作」です。LP制作とかでもいいのですが、沢山作って実績にするということであればこれが最速かなー。
そのほかにもチラシや名刺、ロゴ制作などなどコンペ案件は沢山ありますしたので、数うちゃ当たる方式でどんどん提案していきました。安すぎる案件をよけ、自分の得意ジャンルに絞ると実は結構該当する案件は少ないのです。

ライバル多し

そうなのです。いくつかのコンペに作品を投げていると、あることに気づきます。
「いつも同じ人とかちあう…」
同じカテゴリの仕事は常に同じメンツで奪い合っていると言ってもいい(笑) ポテコは1件につき1つしか提案しないことが多いですが、提案上限まで出す人も多く、結果10~50件くらいの提案が集まります。額が高い、作りやすいなどだともっと集まることもあります。 ハードル高い!!! というのが正直な感想でした。

それでもコンペ案件をオススメする理由は拾う神

コンペ競争に負け続けていると、メッセージが届きました。それは、コンペで提案したけれども選ばれなかった案件のクライアントさまでした。

「あの時は選ばなかったけど、別の案件のバナー作ってみない?(意訳)」という有難いお申し出。
そう、コンペ案件のもう一つのメリットがここにあったのでした。 実績がなくとも、制作物を直接見てもらえるのでポートフォリオの代わりになるのです。 また、ここで直接依頼を頂いて、うまく完了すればリピートしてお仕事を頼んでもらえる確率も上がります。なんせ実績があるんですから。初めて頼むより2回目3回目の方が頼む方もハードルが下がりますよね。

ものすごいポートフォリオをお持ちの方や、特殊スキルがある方はこの限りではありませんが、やはり最初のとっかかりとしてはコンペ案件を熱くおすすめしたいと思います。こうしてポテコは1件目のお仕事を何とか完了する事が出来たのでした。次に気になるのは入金されたお金をどうやって手元に移すか?です。

お仕事が完了したら、入金の確認

さて、無事に初!案件を納品までこぎつけたポテコ。今回は直接依頼を頂いていたので、クライアントと「契約」を締結したときに自動的にその金額がサービスサイトの方にプールされています。
要するに、クライアントさんが「先払い」をし、サイトの方でそれをいったん預かっている状態になります。提案だけ持ってクライアントさんがいなくなったりしないための、ワーカーにとっては安心のポイントです。 制作物だけ作らされてお金をもらえないのは絶対に避けたいですもんね。

クライアント側で「納品OK」のステータスになってお仕事が完了すると同時に、サイトからポテコに入金がとなります。
お、契約した金額より少ないぞ?と思い良く確認すると、システム利用手数料がかかるとのこと。この2サイトは入金された金額に対して5~20%の手数料がかかるみたいで、金額が小さい今回は20%引かれた分がポテコの手元に届いていました。今回はもともとの契約が4,320円だったため手数料が20%引かれた3,456円がポテコの未出金報酬となりました。

結構痛いなー、とは思うのですが、自分で営業して、交通費使って、契約書書いて…等のやり取りをすっ飛ばせるのですからしょうがない。高額になるにつれて手数料が下がっていくようです。高額案件は物量も多いのでなかなか手が出しにくいポテコには縁遠い…。

銀行や郵便局への振込み

実際ポテコの本当の手元に来るためには、自分の口座にお金を振り込まなければなりません。何もしなければ2サイトともに

  • 毎月末・15日に締日があり
  • そのタイミングで1000円以上プールされていれば
  • 自動的に登録口座にお金が振り込まれる

ということになっています。 3000円ちょっとをちまちま引き落としても仕方ないので、ちょっとたまるまで待ちたい! と思いましたら、もちろんちゃんとありました。「キャリーオーバー方式」です。 自分の任意のタイミングで引き落とすまでプールできる機能です。 ひとつだけ注意しないといけないのが、半年で権利がなくなってしまうのです。期限切れにはくれぐれも注意してください。

※2019/3/15からランサーズ新機能「報酬の自動払い出し機能」が開始しました!

さてここで、ひとつ気になる箇所があるのですがお分かりでしょうか。

初入金の金額
初入金!超嬉しいが気になる記述が…

下の方に赤字で、 振込手数料は実費「楽天銀行税込100円」「他行税込500円」て書いてあるんですよ…。
当たり前っちゃ当たり前ですが、振込手数料高い!!!と叫びましたよ(笑)

今回もし何も知らずにウキウキ3,456円振り込み依頼したら、2,956円しか手元に残らなかったってことじゃない!(笑) これは結構大問題ですよ。どう考えても楽天銀行の口座を作るしかない。ということで早速楽天銀行の口座に申し込みをしました。これで手数料100円で自分の口座にお金を振り込む事が出来ます。

そんな感じで、注意書きには知らないと損する事、問題になるもの等いろいろなことが書いてあります。 自分を守るためにも面倒くさがらずにきちんと隅々まで確認しましょう。

1か月集中お試しの結果は…?

無事に初仕事を終え、初報酬を手にすることができました。
1か月で集中的に試してみたところ、以下のようになりました。

  • クラウドワークス:3提案:1直接依頼:1案件完了:最終報酬額3,456円
  • ランサーズ:7提案:1件採用:1件参加報酬受領:最終報酬額17,798円

バナー案件のみです。合わせて最終的に2万円くらいです。ランサーズのほうがちょっと報酬高め+追加報酬もいただけたので割が良かったです。
1案件に3時間くらいかけて提案をしたとして、10提案*3時間として30時間、クラウドワークスのほうは直接依頼の結果なので含めないとすれば17,798円÷27時間=時給593円(1円以下切り捨て)

うーーーーーん、どうだこの結果?????(笑)
上でも書いたように、報酬高め案件だったので、実際はもっと少なくなる可能性があります。
まあでも最初ですしね、私結構作業に時間かかるタイプなのでもっとサクサク作れる方であればもうちょい単価は上げていけそうです。またはコーディングとかなら早く行けるかもしれないです。

まあ、あくまで「副業」として通常業務の間にできた分、というところですので月2万稼いだと思えば、12ヶ月で24万の副業ということになりますからまあまあなのかなー。しかし毎月コンスタントに稼ぐのは結構きつそうという気もします。

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そして次のお仕事へ…?

ということで、結論としては単価の計算をきちんとして、割り切りつつもすばやいお仕事ができる方に向いていると思います。
また、いつでも仕事をチェックし、条件の良い仕事にパパっと応募できる専業クラウドワーカーが強いです。それを蹴散らす実力のある副業ワーカーさんなら稼げるでしょう。
はっきり言ってしまうと、残念ですが本当の素人の方はやめておいた方がいいです。普通にパートやアルバイトに出たほうが稼げると思います。スキルのある人でないと無理だと思います。

あとは、ほかのワーカーさんのプロフィールなんかを拝見すると、実働している方、そんなに多くありません。粘り強く、少しづつでも長期で続けていれば、リピートクライアントさんがつく可能性もありそうです。

それでも何となく不安、という方は、各サービス会社さんが仲介や紹介してくれる案件が毎日お知らせで送られてきますので、そちらの利用が良いでしょう。継続案件で時給いくら、とかで募集されていますし相談もできるようです。

ここまで読んで、それでもまだやってみよう、とお思いの方、絶対向いています。チャレンジする価値はありますので、一緒に頑張りましょう!ポテコも次の案件をチェックします!